古着屋マウンテン は、現在準備中です。

2025/04/28 21:54

「古着って素敵!」「個性的でおしゃれ!」「環境にも優しい!」…でも、「サイズ選びが難しそう…特にネットだと試着できないし不安…」

そんな風に思っていませんか?

古着の世界へようこそ!古着の魅力に気づいたあなたは素晴らしい!

ただ、そうなんです、古着最大の壁の一つが「サイズ選び」かもしれません。特にBASEのようなオンラインショップで気に入った一着を見つけても、試着できないとなると「本当に自分に合うのかな…?」と不安になってしまいますよね。

でも安心してください!

このガイドを読めば、あなたも試着なしでぴったりの古着を見つけられるようになります。BASEでのお買い物がもっと楽しくなりますよ!メンズ・レディース問わず役立つ情報満載でお届けします!

なぜ古着のサイズ選びは難しいの?

まず、なぜ古着のサイズ選びが難しいのか、その理由を知っておきましょう。

理由その1:年代によるサイズ基準の違い 昔と今では、同じ「Mサイズ」でも大きさが全く違います。これは、体型の変化や、ゆったりした着こなしが流行した時期、タイトな着こなしが流行した時期など、年代によって服作りの基準が異なるためです。昔の服は全体的に小ぶりなことも多いです。

理由その2:ブランドや製造国の違い ブランドごとにサイズ感が違うのは現代服と同じですが、古着はさらに多種多様。日本国内のブランドだけでなく、様々な国の製品があります。それぞれの国やブランドが独自のサイズ基準を持っているため、混乱しやすいのです。

理由その3:生地の変化や縮み 長年の着用や洗濯、保管状況によって、生地が伸びたり縮んだりしていることもあります。これが個体差を生み、同じタグサイズでも実寸が異なる原因となります。

理由その4:サイズ表記がないことも! タグが失われていたり、もともとサイズ表記がないデザインだったりすることもあります。また、海外の古いサイズ表記(例: USサイズ、EUサイズなど)は、現代の日本のサイズに換算するのが難しい場合が多いです。

これらの理由から、「いつものMサイズだから大丈夫だろう」という感覚で選ぶのは非常に危険なのです!

失敗しないための「黄金ルール」:タグのサイズではなく「実寸」を見よ!

古着のサイズ選びで最も大切なこと、それは**「タグに書いてあるサイズ(S, M, Lなど)を信用しすぎないこと」、そして「必ず実寸(実際に測った服の大きさ)を確認すること」**です!

ここをクリアすれば、サイズ選びの不安はぐっと減ります。

実寸とは、その服を実際にメジャーで測った大きさのこと。出品者さんの商品ページには、必ずと言っていいほどこの「実寸」が記載されています(もし記載がない場合は後述する方法で確認しましょう)。

あなたが確認すべきは、この「実寸」なのです!

では、具体的にどうすれば良いのか、3つのステップで見ていきましょう。

【STEP 1】自分の体のサイズを知ろう!

まずは、あなたの体のサイズを正確に測りましょう。メジャー(裁縫用などの柔らかいもの)を用意してください。誰かに手伝ってもらうとより正確に測れますよ。

最低限知っておきたい体のサイズ

一度測っておくと、今後の古着選びで何度も使えて便利です。スマホのメモ機能などに控えておきましょう。

  1. バスト/チェスト:
    • 女性(バスト): 胸の一番高い位置を通るように、メジャーが床と並行になるように測ります。
    • 男性(チェスト): 脇のすぐ下のあたり、胸郭の一番広い部分を通るように測ります。
    • 力を入れず、リラックスした状態で測りましょう。
  2. ウエスト:
    • お腹の一番くびれている部分(おへその少し上あたりが多い)を測ります。
    • 力を入れず自然な状態で、息を吐ききったタイミングで測ると正確です。
  3. ヒップ:
    • お尻の一番高い位置を通るように、メジャーが床と並行になるように測ります。
  4. 肩幅:
    • 首の付け根(ぐりぐりした骨のあたり)から肩の端(腕の骨との境目あたり)までの長さを測り、それを2倍します。
    • または、後ろから見て、両肩の端から端までを直線で測る方法もあります。
  5. 袖丈:
    • 肩の端(肩幅を測ったのと同じ位置)から手首のくるぶしあたりまでを測ります。
    • 少し肘を曲げた状態で測ると、実際に腕を動かした時の長さに近くなります。
  6. 股下:
    • 股の付け根(足の付け根の一番上)から、足首のくるぶしあたり(または、お好みの丈の位置)までを測ります。
    • 立ち上がった状態で、メジャーを床と垂直になるように測ります。
    • お気に入りのパンツを平置きして、股の付け根の縫い目から裾までを測るのも、参考になります。

【STEP 2】古着の「実寸」表記を理解しよう!

次に、商品ページに記載されている「実寸」が何を意味するのかを理解しましょう。

これは、服を平らなところに置いて測った「平置きサイズ」が一般的です。出品者さんによって測り方が多少違うこともありますが、一般的な項目は以下の通りです。

よく見る実寸の項目

これらの項目と測り方を頭に入れておきましょう。分からない場合は、商品写真と照らし合わせながら確認してみてください。

  1. 肩幅:
    • 両肩の縫い目から縫い目までを直線で測った長さ。
    • ラグランスリーブ(肩の縫い目がないデザイン)の場合は、「肩幅〇〇cm(ラグラン)」のように表記されていることが多いです。その場合は、首の付け根あたりから袖先にかけての長さで「裄丈(ゆきたけ)」が代わりに記載されていることもあります。
  2. 身幅(バスト/チェスト):
    • 脇の下の縫い目から縫い目までを直線で測った長さ。
    • これは服の胴囲を知るのに最も重要な箇所です。この「身幅」を2倍すると、胴回りのサイズになります。
  3. 着丈:
    • 服の後ろ側の、首の付け根(襟を含まないことが多い)から裾までを直線で測った長さ。
    • 前身頃の方が長いデザインの場合は、「前着丈」「後着丈」と分けて書かれていることもあります。
  4. 袖丈:
    • 肩の縫い目(肩幅を測ったのと同じ位置)から袖の先までを直線で測った長さ。
    • ラグランスリーブの場合は、首の付け根(または脇の下)から袖先までの長さを測り、「裄丈」として記載されていることが多いです。
  5. ウエスト:
    • パンツやスカートのウエスト部分を広げて平置きし、その端から端までを測った長さ。
    • これを2倍した長さが、ウエストの「実寸サイズ」となります。
  6. 股上:
    • パンツの、股の付け目(縫い目が交差する部分)からウエストの一番上までの長さ。
    • これが長いほど股上が深く、短いほど浅いデザインです。
  7. 股下:
    • パンツの、股の付け目(縫い目が交差する部分)から裾までを直線で測った長さ。
  8. わたり幅:
    • パンツの、股の付け根から水平に測った片足の幅。太もも周りのゆとりを示します。
  9. 裾幅:
    • パンツやスカートの裾の幅。シルエット(ストレート、テーパード、フレアなど)を知る手がかりになります。

【STEP 3】自分のサイズと実寸を比較検討!

いよいよ、あなたの体のサイズと商品の実寸を比べてみましょう!

「え、体のサイズより服の方が大きいんだけど?」と思ったあなた、それで正解です!服には体を動かしたり、下に何かを着たりするための「ゆとり(イーズ)」が必要です。

比較の基本的な考え方

あなたの体のサイズ + 欲しいゆとり = 商品の実寸(に近いか?)

特に以下の項目は、あなたの体のサイズと商品の実寸をしっかり比較しましょう。

  • トップス(Tシャツ、ブラウス、ニットなど)の場合:

    • あなたのバスト/チェスト商品の身幅 × 2 を比較
    • あなたの肩幅商品の肩幅 を比較(ドロップショルダーの場合は商品の肩幅の方が広くなります)
    • あなたの希望の着丈商品の着丈 を比較
    • あなたの希望の袖丈商品の袖丈 を比較
  • ジャケット・アウターの場合:

    • インナーを着ることを考慮して、トップスよりもさらにゆとりが必要です。
    • あなたのバスト/チェスト + インナーの厚み + 適切なゆとり商品の身幅 × 2 を比較
    • あなたの肩幅商品の肩幅 を比較
    • あなたの希望の着丈商品の着丈 を比較
    • あなたの希望の袖丈商品の袖丈 を比較
  • パンツの場合:

    • あなたのウエスト商品のウエストサイズ を比較(ベルトで調節できるか、ゴムウエストかなども考慮)
    • あなたのヒップ商品のヒップサイズ(わたり幅などを参考に推測) を比較
    • あなたの股下商品の股下 を比較(丈詰めできるかなども考慮)
    • あなたの希望の股上商品の股上 を比較

「欲しいゆとり」ってどのくらい?

これは、どんなシルエットで着たいか、どんなアイテムかによって変わります。あくまで目安ですが…

  • ジャストサイズ(ぴったり着たい): 体のサイズ+数センチ〜10センチ程度
  • レギュラーサイズ(標準的な着心地): 体のサイズ+10センチ〜20センチ程度
  • オーバーサイズ(ゆったり着たい): 体のサイズ+20センチ以上

例えば、あなたのバストが90cmで、身幅50cm(胴回り100cm)のトップスがあった場合、胴回りには10cmのゆとりがあることになります。これが「自分にとってどれくらいのゆとりか?」を判断する基準になります。

お手持ちのお気に入りの服を平置きして実寸を測り、その実寸と自分の体のサイズを比べてみると、「自分にとってのちょうど良いゆとり」が掴みやすいですよ!

アイテム別!特に確認したい実寸チェックリスト

迷った時は、以下のリストを参考に、必ず確認したい実寸項目をチェックしましょう。

  • トップス(Tシャツ、ブラウス、ニットなど): 肩幅、身幅、着丈、袖丈
  • ジャケット・アウター: 肩幅、身幅、着丈、袖丈(中に着るものを考慮して、身幅と袖丈は少しゆとりを持つのがおすすめ)
  • パンツ: ウエスト、股下、わたり幅、股上、裾幅
  • スカート: ウエスト、ヒップ(ヒップラインがタイトなデザインの場合)、総丈
  • ワンピース: バスト(身幅)、ウエスト(ウエストラインがあれば)、ヒップ(ヒップラインがタイトなデザインの場合)、総丈、肩幅(デザインによる)

実寸が載っていない場合はどうする?

稀に、実寸の記載がない商品もあります。お目当ての服がこれに該当した場合、諦める必要はありません!

そんな時は、遠慮なく出品者さんに質問してみましょう!BASEのメッセージ機能などを活用して、「この商品の〇〇(例:肩幅、身幅、着丈)の実寸を教えていただけますか?」のように具体的に聞くとスムーズです。

多くの出品者さんは、商品の詳細を伝えたいと思っていますし、購入を検討している方からの質問は歓迎してくれるはずです。質問への対応で、出品者さんの丁寧さや、商品への理解度も少し感じ取れるかもしれませんね。

実寸以外にもチェックしたいポイント

サイズ以外にも、オンラインで古着を選ぶ際にチェックしておくと良い点があります。

  1. 素材: 生地によって伸縮性や落ち感が全く違います。コットン、ウール、ポリエステル、リネンなど、素材表記も確認しましょう。ストレッチ性がある素材なら多少のサイズ誤差は許容できる場合もありますし、リネンやコットンは洗濯で縮む可能性も考慮しておくと良いでしょう。
  2. 写真: モデルが着用している写真があれば、シルエットや丈感のイメージが掴みやすいです。平置き写真でも、全体のバランスや生地のドレープ感などをよく観察しましょう。シワの寄り方なども、生地の厚みや質感を推測するヒントになります。
  3. 返品・交換ポリシー: 万が一サイズが合わなかった場合のために、返品や交換が可能か、その条件はどうなっているかを事前に確認しておくと安心です。古着の場合、一点ものが多いため、基本的に返品不可の場合も少なくありません。だからこそ、事前のサイズ確認がより重要になります。不明な場合は、購入前に出品者さんに確認しておきましょう。

サイズ選びの経験を積もう!

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、何度か古着を購入してサイズ選びを経験するうちに、だんだんと「このブランド、この年代ならこのくらいかな」「この素材ならこのゆとりで大丈夫そう」「自分の体型には、身幅はこのくらい、着丈はこのくらい必要だな」といった感覚が掴めてきます。

もし一度サイズ選びを失敗しても、それは貴重な経験になります。その服をあえてゆったり着たり、ウエストをベルトで絞ったりと、どう着るか工夫するのも古着の楽しみ方の一つですし、サイズが合う友人に譲ったり、お直しに出したりするのも良いでしょう。

まとめ:実寸を見れば怖くない!

古着のサイズ選びは、現代服とは少し違ったアプローチが必要です。タグサイズに惑わされず、「実寸」を頼りにするのが最大のポイントです。

【失敗しないための3ステップ】

  1. 自分の体のサイズを知る
  2. 商品の実寸表記を理解する
  3. 自分のサイズと商品の実寸を比較検討する

この3つのステップを踏めば、試着なしでも自分にぴったりの一着を見つけることができます。

最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、このガイドを参考に、ぜひBASEで素敵な古着探しを楽しんでください!

あなただけの一期一会の出会いが、きっと見つかるはずです。古着を通して、あなたのファッションの幅が、きっともっと広がりますよ!